DRAGON BALL フリーザ編
一番人気が高いと言われるフリーザ編。
アニメでは特徴のあるフリーザの喋り方が面白く、ファンからモノマネされたりコスプレされたりするフリーザ。
今度は悟空たちとベジータが協力してフリーザに立ち向かう。
あの強かったベジータがフリーザの強さに焦る描写も緊迫感があります。
想像を絶する白熱したフリーザとの戦いもおもしろいです。
超サイヤ人になり、ムキムキな肉体になった悟空が描かれるのもこの頃からです。
フリーザの形態が変化して強さを増す描写はドラゴンクエストのラスボスの形態が進化する世界観と重なります。
絶望的な戦いの末に悟空は超サイヤ人になり、それを息子の悟飯が見届けて「ありがとう…おとうさん…」「おとうさんはなれたんだ…超サイヤ人に‼︎」と言うシーンはグッときます!
戦闘の描写が初期のドラゴンボールとあまり変わらないのに、数値的な強さがアップしているだけなので、世界観に入り込めずに冷めてしまうと一瞬でおもしろくなくなります。
キャラにどれだけ愛着が沸くかで、ドラゴンボールの面白さがかなり変わると思います。
漫画は漫画の世界観に没頭して読むべし!
DRAGON BALL 人造人間・セル編
最強的のフリーザもフリーザの親父も倒したのに、またさらに強敵が現れる展開はさすがに疲れますが、この後のドラゴンボールが面白くなる重要な人物・もう1人のスーパーサイヤ人ががあらわれます。
こういう展開になってくるとドラゴンボールにハマっている人しか楽しめなくなってくるかも?
未来の世界では人類はロボットに攻撃され壊滅寸前!
未来の息子が過去に戻ってみんなを助けにくるストーリーはターミネーターを思い起こさせます。
ベジータが超サイヤ人に変身するシーンもかっこよく、漫画のAKIRAに登場する鉄雄が邪悪なパワーが全開になり覚醒するシーンはにも似ていてゾクゾクします。
タイムマシンを使ってタイムリープしてきたトランクス。
タイムパラドックスが起きてトランクスが知っている現代が変わってしまった謎。
不気味な人造人間16号、17号、18号、謎の存在セル。
子供ができたブルマの秘密、『精神と時の部屋』など、謎解きの要素も大きくなり面白さが増します。
ピッコロ大魔王編で出てきたカリン塔の上にある”神殿”の謎も明らかにされます。
ターミネーターやバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいで、好きな人にはたまらない展開になります。
有名な映画の要素を持つことで、突飛な世界観でも共感されやすくなります。
今まで行き当たりばったり感があったドラゴンボールですが、タイムリープによる現在と過去の世界を描いており、綿密なストーリー展開が設定されていただろうことがわかります。
やっぱりブルマが活躍している話は単純に面白いと思う。
ドラゴンボールではかなり重要なキャラクターです。
スーパーサイヤ人になって筋肉がデカくなった分スピードが落ちるなど、実際の人間の肉体構造をベースにしているので、リアルさのある設定がされています。
スーパーサイヤ人を超えた悟空と悟飯。
怒りを爆発させたパワーよりも、平常心で強くいることの本当の強さが描かれている。
しかし、悟空が瞬間移動したり、宇宙はるかに瞬間移動してナメック星人を見つけてきたり、展開が雑で話についていけなくなりそうな感じもあります。
セルとの対決で悟空が降参するまでの戦いがちょっと退屈です。
結局悟空が無駄死にしちゃったり、悟飯が戦ってからも展開がしつこ過ぎて読む人によっては面白くないかも。
人造人間・セル編は評判が分かれそうな内容です。
やはりフリーザ編の方が面白いですね。
DRAGON BALL 魔人ブウ編
悟空がいない世界で悟飯が16歳の高校生のエピソードからはじまります。
ウイングマンのパロディーのようなグレートサイヤマンが登場します。
ドラゴンボールが学園ヒーローものの漫画になっちゃった…
424話では突然に悟飯の弟、孫悟天が登場します。
突然登場する孫悟天!
いつの間に弟が?!そんなバカなw
久しぶりに天下一武道会が開催され、トランクス対孫悟天、ミスター・サタン、クリリン対ピッコロ、グレートサイヤマン、18号、ビデール、シン、特別に復活した悟空が出場します。
悟空が復活…
ほんとになんでもありな世界になっちゃってる
強敵・魔人ブウが登場するも想像ができないほど強くなり過ぎて戦闘シーンもある意味ワンパターンで、悟空は死んでるし、登場人物が増え過ぎて話がよくわからなくなってきます。
ドラゴンボールの世界にハマりきっていないと、話の展開についていくのがツライです。
とはいえ、ドラゴンボール完結に向けて鳥山明先生が自由に描いたエピソードだそうで、随所にギャグシーンがあるのが面白いです。
最後の天下一武道会で約10年半という長い長いドラゴンボールの連載が最終回を迎えます。
まとめ
ドラゴンボールで人気で面白いのはやはりフリーザ編というのは納得です。
ピッコロ大魔王やサイヤ人のベジータとの戦いも面白い展開でした。
魔人ブウ編も人気があるものの、ドラゴンボールは長編漫画なので10年半の連載の途中で読者層も微妙に変わっていることもあるでしょう。
私は社会人になるタイミングで、揃えていたドラゴンボールを一度手放しています。
2016年ごろに総集編が発売されて、読んだことのない話も読んでみて、改めてドラゴンボールの面白さを知ったりしました。