昨今栄養バランスがとれた食生活が見直されており、食品業界からたくさんの高タンパク質商品が出ています。
『高タンパク質!』と表記されていると思わず手に取ってしまう人が多いのではないでしょうか?
その中で本当に摂るべき商品や食べてもタンパク質補給をする意味ではあまり意味がない商品を分析していきます。
プロテインバーの食べ過ぎは体に悪い理由を解説
プロテインバーはタンパク質がたくさん入ったお菓子です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
ある程度の筋トレをしてる人なら知っていることかもしれませんが、プロテインの方がタンパク質の質がいいので、わざわざ高いプロテインバーを頻繁に食べる必要はないです。
プロテインバーにはタンパク質の他に糖質や脂質も多く含まれています。
プロテインバーを食べ続けていると肌荒れも起きやすくなるし太りやすくもなります。
タンパク質を補給する目的でプロテインバーを食べるのはおすすめしません。
タンパク質とエネルギー源の補給としてプロテインバーを活用するのはアリかなと思います。
プロテインバー商品がたくさん出ていますが、体にいいのか?成分や味を調べてみました。
プロテインバーを実際に食べた結果、4日目ぐらいに顔に吹き出物ができました・・・
おそらく脂質と糖質がやばい!
プロテインバーがプロテインドリンクと並んで、手軽にタンパク質を補給できる食品として注目されています。
いろんなメーカーからプロテインバーが販売されています。
筋トレやダイエットをしている人で実際に食べている人も多そうです。
プロテインバーが太る原因に?
プロテインバーを毎日食べると砂糖を摂りすぎるデメリットがある。
プロテインバーは今や手軽に買うことができ食べることができますが、カロリーがやや高く食べても満腹感がない点がデメリットです。
プロテインバーにはタンパク質の他に脂質や糖質が含まれているため、プロテインバーを食べ続けていると太る原因にもなりかねません。
プロテインバーを販売しているのが大体お菓子会社なんですよね。
プロテインバーはカロリーが高く、タンパク質量が多いとはいえ主原材料に砂糖や果糖ぶどう糖液糖がたくさん使われています。
これらの糖質を毎日毎日たくさんとってしまうと血糖値の乱れや糖尿病になる恐れもあるのでプロテインバーだけで体を大きくするのはおすすめしません。
砂糖は甘くて美味しいんですが、体に必要な成分はなくカロリーがあるだけです。
作用としては甘さを感じてドーパミンが出るぐらいです。
砂糖を摂りすぎるとインスリンが分泌され過ぎて逆に低血糖になる場合もあります。
筋トレしてて、途中で力が出ないとかの場合、数時間前に砂糖を摂り過ぎてたって場合がありました。
エナジードリンクとかもやばいですね。
プロテインバーが体に悪い理由
プロテインバーは今やトレーニングの専門店でなくても、コンビニやスーパー、ドラッグストアでたくさん見かけるようになりました。
『タンパク質がたくさん摂れる!』というのがメリットですが、プロテインバーを頻繁に食べるメリットは実はほとんどありません。
プロテインバーでタンパク質を15g摂るためにカロリーは200kcalぐらい摂らなければならず、非常に太りやすいただのお菓子なのです。
私の場合、プロテインバーは滅多に食べません。
ほとんどはプロテインパウダーでタンパク質を摂っています。
パウダーのプロテインは、タンパク質量20gぐらい摂取するのに100kcal程度なのです。
食事やプロテインドリンクでタンパク質をとっている筋トレガチ勢はプロテインバーをあまり食べてないと思います。
プロテインパウダーに比べてカロリーが高いしコスパも悪いからです。
プロテインバーは脂質や糖質が多く砂糖も使われている上に人工的な甘味料が含まれたものも多く「太りたくない」「痩せたい」という人には逆効果です。
ハードな運動をする人で、ハイカロリーでタンパク質も摂りたいという人は食べてもOKです。
プロテインバーを食べ続けた結果の真実
プロテインバーはチョコレートバーの形をしたものが多くおやつとしても栄養補給の手段としても活用されていると思います。
ですが成分をじっくり見てみると問題がないとも言えません。
実際にプロテインバーを毎日食べてみたんだけど、何故か肌荒れしちゃったんだよなぁ。
健康のために食べたのに肌荒れするなんて本末転倒だ!
プロテインバーを連日食べてみて顔に吹き出物ができました。
せっかく筋トレや健康的な食事管理で肌もきれいになっていたのに本当に残念でした。
吹き出物とプロテインバーの関係性、因果関係はははっきりわかりませんが、普段食べないものといったらプロテインバーでした。
プロテインバーはタンパク質がしっかり摂れますが、糖質や脂質も含まれることを無視はできません。
プロテインバーの添加物・ケミカルな甘味料を検証
プロテインバーには避けた方がいいケミカルな甘味料が使われていることがあります。
注意したいポイントです。
添加物をよくみて買おう
プロテインバーには、メーカーによっては危険な人口甘味料が使われています。
デメリットを避けたい健康志向の人は食べない方がよいでしょう。
甘味料のスクラロース、アスパルテーム、アセスルファムKは危ない甘味料といわれており、原材料がケミカルなものです。
栄養素としてのプロテインバーの位置付け
プロテインバーは高たんぱく質の栄養補助食品。
2018年7月にマツモトキヨシがプロテインバーを発売。
それまではプロテインバーといえば海外の輸入のものが多かったようです。
マツキヨのプロテインバーはプロテインバーブームの火付け役と言ってもいいかもですね。
プロテインバーはチョコやお菓子のような食べ物なので、おやつ代わりに気軽に食べることができます。
タンパク質量の目安は10g以上だとプロテインバーとして売られているようです。
たぶん規定があると思いますが調べても出てきませんでした。
プロテインバーのアミノ酸スコアは?
タンパク質の質を示し数値として「アミノ酸スコア」が使われています。
ところがアミノ酸スコアとは「必須アミノ酸」がバランスよく含まれていればアミノ酸スコア100と表記できるため、一概にアミノ酸スコアが100であれば質の良いタンパク質が含まれている食品であるとは言えなくなってきています。
それに対して消化性必須アミノ酸スコア(DIAAS)が新たな指標として用いられるようになりました。
DIAASとは、食品に含まれる必須アミノ酸の消化吸収率のことで、より正確にタンパク質の質を評価した数値です。
プロテインバーの場合は大豆タンパク質が原材料に含まれている商品が多いですから、アミノ酸スコア100と表記されていても吸収率は悪いのです。
- 魚肉ペプチド 1.26
- 乳タンパク質 1.18
- ホエイタンパク質 1.09
- 大豆タンパク質 0.90
- えんどう豆タンパク質 0.82
- 米タンパク質 0.37
筋トレ前後にプロテインバーを食べても、タンパク質の吸収率が悪いんだね。
脂質なども含まれるし、摂るならプロテインドリンクのほうが優先!
プロテインバーを選ぶ際の注意点
プロテインバーは『栄養補助食品』と思っている人もいるようですが、『準チョコレート菓子』としっかり明記されているものも多いです。
体にいい、タンパク質が摂れると思って1本200kcalぐらいある高カロリーのプロテインバーを頻繁に食べている人は情弱者です。
低カロリーでもっと安いチョコを少量食べている方が太りません。
プロテインバーとプロテインの違い
プロテインバーとプロテインの大きな違いは2点です。
- プロテインバーは固形物で体への吸収が遅い、プロテインは液体で体への吸収が早い
- プロテインバーはカロリーが高く、プロテインはカロリーが少ない
タンパク質を摂る目的ならプロテインを飲んだ方がメリットがあります。
プロテインバーは高カロリーで糖質も高いものが多いです。
固形物だから消化するのに時間がかかり、トレーニング後に食べてもあまり筋肉に栄養が入っていかないです。
プロテインバーだけ必要なタンパク質量を摂ろうと思うと何カロリー?
例えばプロテインバーで1日に必要なタンパク質量を摂るとします。
一体何キロカロリーになるでしょうか?
1本のカロリーが170kcalぐらいでタンパク質量が15gのプロテインバーの場合、体重50kgの人の場合3本食べることになります。
総カロリーはなんと510kcalにもなります!
これでも1日に必要最低限のタンパク質量なので、普通に食事をしたカロリーにプロテインバーのカロリーもプラスとなります。
低タンパク質の食事をしてて、プロテインバーを1本2本食べたところで、やっぱりタンパク質不足なんだな〜
チョコを食べたい場合は、高カカオの一口チョコや高カカオの板チョコを少しだけ食べています。
その方が断然カロリーが少ないです。
お菓子と割り切って食べるならプロテインバーはありだが、タンパク質を摂ろうと思って食べるのは間違い。
プロテインバー1本で満腹になることもないです。
プロテインバーのメリット
プロテインバーは、コンビニ・スーパー・ドラッグストアなどで手軽に購入できるため、どこでもタンパク質を補給できるメリットがあります。
おやつがわりに食べれるのもいいですね。
急な旅行でプロテインを飲めない時にプロテインバーを活用しました。
家にある程度ストックがあってもいいですね。
プロテインバーのデメリット
プロテインバーは高カロリーで砂糖がたっぷり使われているものもあるので注意が必要です。
タンパク質も摂れるけど、あまいプロテインバーが多いので糖質もかなり入っています。
糖質制限ダイエットをするなら、プロテインバーよりもオートミールの方がおすすめです。
満腹感もあるし栄養価も高いです。
プロテインバーの種類と選び方
高カロリーで砂糖の使用も多いプロテインバーですが、優秀なプロテインバーもあります。
一本満足バープロテイン・ランベイクドチーズ
コスパ最強のプロテインバー、アサヒの一本満足バープロテイン・ランベイクドチーズ。
他の一本満足バープロテイン・ランベイクドには甘味料にケミカルなものが使われているので、チーズ味がおすすめ。
原材料:ショートニング(国内製造)、大豆たん白、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、ホエイたん白、乳等を主要原料とする食品(卵を含む)、植物油脂、チーズパウダー、オリゴ糖、水飴、亜鉛含有酵母粉末/加工デンプン、乳酸Ca、乳化剤、炭酸Mg、香料(アーモンド由来)、ロイシン、酸化防止剤(V.E、ローズマリー抽出物、V.C)、リジン、ピロリン酸第二鉄、バリン、イソロイシン、スレオニン、ナイアシン、フェニルアラニン、V.E、調味料(無機塩)、メチオニン、パントテン酸Ca、ヒスチジン、V.B6、V.A、V.B2、カロテノイド色素、トリプトファン、V.B1、葉酸、V.D、V.B12
カロリー:238kcal
内容量 | 1本41gあたり |
カロリー | 238kcal |
たんぱく質 | 10〜13g |
脂質 | 17g |
炭水化物 | 10g(糖質9.5g) |
食塩相当量 | 0.39g |
トップバリュー プロテインバー25g
プロテイン含有量とカロリーで抜群なのがトップバリューのプロテインバー25gだ。
カロリーが290kcalもある。
内容量 | 1本60gあたり |
カロリー | 290kcal |
たんぱく質 | 25.0g |
脂質 | 14.0g |
炭水化物 | 17.4g(糖質14.8g・食物繊維2.6g) |
食塩相当量 | 0.7g |
トップバリュのプロテインバー25gは糖質が高いので、プロテインバー15gの方がおすすめです。
ザバスプロテインバー 甘味料なし(明治)
プロテイン15g(ホエイプロテイン+大豆プロテイン)に加えて、カラダづくりに必要な4種のビタミンB群とビタミンDを独自配合したプロテインバー。
ザバスプロテインバーは、しっとりタイプの食感のプロテインバーです。
原材料を調べてみたのですが、砂糖などは使われているものの、意外にも甘味料は使われていませんでした。
ザバスのプロテインバーは程よい甘さでめちゃうまでした。
内容量 | 1本44g当たり |
原材料 | 乳清たんぱく(アメリカ製造、ニュージーランド製造)、植物油脂、大豆パフ(大豆たんぱく、でん粉、植物油脂) カカオマス、異性化液糖、砂糖、全粉乳、ココアバター、乳糖/トレハロース、乳化剤、 ビタミンC、香料、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB1、 ナイアシン、ビタミンD、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む) |
カロリー | 231kcal |
たんぱく質 | 16.8g |
脂質 | 13.3g |
炭水化物 | 10.8g(糖質8.0g・食物繊維2.8g) |
食塩相当量 | 0.36g |
その他 | ナイアシン 2.3~8.1mg、ビタミンB1 0.50mg、ビタミンB2 0.57mg、ビタミンB6 0.42mg、ビタミンD 10.0µg |
定価 | ドンキホーテ | Amazon |
---|---|---|
155円(税別) | 118円(税別) | 115円(税込) |
プロテインバーを食べるなら筋トレ前がおすすめ
プロテインバーはタンパク質も摂れるしカロリーがあり糖質も高いため、運動後よりも筋トレ前にサクッと食べるのがおすすめです。
空腹でトレーニングするとエネルギー不足で十分なトレーニングができません。
プロテインバーなら筋トレ前のエネルギーとタンパク質チャージにぴったりです。
まとめ
プロテインバーは高カロリーなお菓子。
プロテインバーを食べる必要性はほぼゼロ。
プロテインバーを食べてみたいという人は健康意識が高い人だと思います。
でもプロテインバーは高カロリーで太るリスクの方が心配です。
プロテインバーは高タンパク質だし手軽に買えるので、つい食べてしまう人もいるかもしれません。
プロテインバーを食べていて筋肉がつかないとか、体重が減らない人はサクッとプロテインバーを食べるのをやめてみてください。
プロテインバーを買うのをやめて、牛肉や鶏肉や大豆製品や宅配弁当を利用して、しっかりした食事からタンパク質を摂るようにしてみてください。
空腹感を感じることなく健康的に脂肪が落ちていくはずです。
基本的にはプロテインバーよりもプロテインがおすすめですが、トップバリュのプロテインバーならおやつがわりや筋トレ前に食べるのもいいですね。