ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』観劇感想

兵庫県立芸術文化センター

わたくし、中学生の頃にケラさんを知って、劇団健康も旗揚げ当時から知っていたり、戯曲も読んでいたりしたのですが、なんと今回はじめてケラリーノ・サンドロヴィッチ作品を生で観たのです。

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ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』観劇感想

ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』観劇感想

なんなんだこれは?!

というのがナンセンスコメディーのおもしろさか。

とんでもねぇもんをみせられた。

みさせられた。

想像を超える(というか何も想像していなかったが)展開やセリフをケラさんはどのように思いつくのだろうか?

不思議でたまらんけど、終始笑いっぱなしな感じだった。

3時間半ほどの舞台を1日2公演 役者さんの体力がアスリート並みなんじゃないか?!

早着替えも何度もあって、目まぐるしく、時にゆるく展開していくのに驚きっぱなしだった。

その前に、ケラさん作品はとにかく時間が長いとは知っていたが、前情報では3時間半ほどあるとのこと。

おトイレが心配で、開演前に5回もトイレに行ってしまった。

観劇前に俺も出し切る!

ってな勢いで、一滴も残らないほど出し切ったはずだが、開演間際になるとワクワクしているのか尿意があるのか訳がわからなくなってくる。

みなさんはそんなことないですか?

舞台が始まってしまえばこっちのもんだ(何がかわからんが)。

尿意など忘れて舞台に夢中になっていた。

主人公、スズキタモツ(大倉孝二)「タモツ」という名前はケラさんの作品『ヤマアラシとその他の変種/P-FREAKS HOUR』に以前出ていた名前なのでニヤリとします。

シモイグサも聞いたことがある名前だ。

ふふふ。

近々行われるはずのなんかすごい大会に出るすごい人がタモツなんだが、何がすごいのかもわからないし、大会はほとんどの人にとって無関係だっていうのは、地球でやってる某大会にも言えることなんだろうな。

やるのかやらないのかわからないというのもコロナ禍を皮肉っている設定だ。

勝負とは?

勝つことに意味があるのか?

何に勝つというのか?

本当の意味で勝つとは?

いや、そんなに真剣に考える内容だっったっけ・・・

あれ、何だかわからなくなってきた。

どんな芝居だったか、もう思い出せないでガス。

毛穴!

毛穴!

いや、結構覚えてるぞ。

さんどーなつ。

何度も観たくなるわこりゃ!

というか、あの生き物も宇宙人もすげーおもしろかった。

ほんとに好きだわ、この感じ。

ナンセンスとブラックな感じがほんとケラさんだ。

兵庫県立芸術文化センター

ナイロン100℃ 47th SESSION「イモンドの勝負」公演情報

2021年11月20日(土)~12月12日(日)
東京都 本多劇場

2021年12月18日(土)・19日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2021年12月21日(火)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2021年12月25日(土)・26日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二 / みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、猪俣三四郎 / 赤堀雅秋、山内圭哉、池谷のぶえ

観劇日:2021年12月18日18:00公演

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