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TABI Blog
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意識を失うてんかんの発作の対処で救急車を呼ぶべきか?

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目次

てんかん発作の概要と症状

私の母が部屋で意識を失って倒れていたので救急車を呼びました。

私が気がついたのが、午後10時ごろ。

ベッドの下に落ちて、うつ伏せで眠っているように倒れていました。

はじめは寝ててベッドから落ちたのかと思いましたが、顔を見てみると目を開いてぐったりしていて、体を起こしても意識がないようでした。

一瞬で「これはやばい!」とわかる状態でした。

救急車が到着するまで15分ほど、病院に搬送されたのが午後10時55分ほどでした。

搬送された時も発作を起こしていました。

てんかんとは何か?

てんかん(癲癇、Epilepsy)は、脳の神経細胞が異常な電気活動を起こすことで、繰り返し発作を引き起こす慢性の神経疾患です。

発作の種類は多様で、意識を失う全身けいれん発作や、一時的な意識の混乱、体の部分的なけいれん、感覚の異常などがあります。

原因は遺伝、脳の外傷、感染症、脳卒中、腫瘍など様々で、原因が特定できない場合もあります。

てんかん発作の種類と症状

  • 発作は突然起こり、通常数秒から数分で終わる。
  • 発作の頻度や重症度は人によって異なる。
  • 診断は脳波検査(EEG)やMRI、CTなどで脳の異常を調べることで行われる。

発作の前兆と注意点

てんかん発作の前兆は、発作が起こる前に感じる異常な感覚や症状で、すべての人に現れるわけではありませんが、以下のようなものが一般的です。

  • 感覚的異常:奇妙な匂い、味、視覚の歪み(光や模様が見える)、耳鳴りなど。
  • 身体的感覚:しびれ、ピリピリ感、体の特定の部分の違和感。
  • 心理的変化:強い不安、恐怖感、既視感(デジャヴ)、現実感の喪失。
  • 身体症状:頭痛、吐き気、めまい、動悸。
  • 行動変化:落ち着きがなくなる、特定の動作を繰り返す。

これらの前兆は数秒から数分、場合によっては数時間前に現れることがあり、患者が発作に備える手がかりになる場合があります。

ただし、前兆がない場合も多いです。

てんかん発作への対処法

発作が起きた際の対応や予防のための注意点は以下の通りです。

発作時の冷静な対応手順

対応
安全確保
  • 患者を安全な場所に移動させ、硬い物や鋭利な物から遠ざける。
  • 頭をクッションや柔らかいもので保護する。
  • 可能なら患者を横にし、気道を確保(回復体位)。
対応
やってはいけないこと
  • 口に物を入れない(舌を噛むのを防ぐためという誤解は危険)。
  • 体を強く押さえつけない(けいれんを無理に止めようとしない)。
対応
観察と記録
  • 発作の開始時間、症状(全身けいれん、意識の有無など)、持続時間を記録。
  • 発作が5分以上続く、または連続する場合は救急車を呼ぶ(てんかん重積状態の可能性)。
対応
発作後
  • 意識が戻るまでそばにいる。混乱している場合、落ち着いて対応。
  • けががないか確認し、必要なら医療機関を受診。

救急車を呼ぶ目安

てんかんにおける救急車を呼ぶ目安は、発作が5分以上続いた場合です。
時間を測るにはスマホで動画を撮影しておくのがよいです。

通常、てんかん発作は数秒~数分で自然に止まります。

5分以上続く場合、てんかん重積状態(発作が持続する危険な状態)の可能性があり、緊急治療が必要です。

発作を起こしている状態で動画を撮影するのは気が引けるし、そんな余裕がないかもしれませんが、動画を撮影しておけば、診断や時間の経過など、非常に役立つことが多いです。

私の母の場合、発作の時間は5分以内だったと思いますが、繰り返し発作が起きていました。
発作の様子は、思い出しただけでもツラいです。

私の母の場合、痙攣を起こして呼吸困難な状態だったため、二酸化炭素が吐き出せずに身体中に二酸化炭素がたまって、酸素をとりことができない状態でした。

救急車を呼んでいなかったら、いまごろどうなっていたかわかりません。

重積発作の危険性

発作が止まった後、意識が回復しないうちに次の発作が始まる、発作が連続して起こる場合も、救急車を呼びましょう。

私の母は「症候性てんかん、痙攣重積発作」と診断されました。
痙攣を抑える薬を投与され、麻酔で眠らせている間に、頭部など必要な検査が行われました。

救急車呼び出しの手順

  1. 携帯電話または固定電話から「119」にダイヤル。
  2. 消防署につながるので、落ち着いて「救急車が必要です」と伝える。
  3. 「てんかんの発作が〇分続いている」「意識がない」「けがをした」など、具体的な症状を伝える。
  4. 現在地を正確に伝える(住所、建物名、目印など)。例:「〇〇市〇〇町1-2-3、〇〇ビルの3階」や「〇〇駅前のコンビニの前」。分からない場合は、周囲の目印(交差点、看板など)を伝える。
  5. 患者の年齢、性別、てんかんの診断の有無、服用中の薬(例:抗てんかん薬の名前)を伝える。
  6. 119番のオペレーターが、救急車到着までの対応(例:安全確保、気道確保)を指示する場合がある。指示に従う。
  7. 救急車が到着しやすいよう、ドアを開けておく、誰かに外で誘導を頼む。
  8. 救急隊到着後、発作の経過(開始時間、持続時間、症状)、患者の既往歴、服用薬、緊急薬の使用状況を伝える。
  9. 可能なら、診断名や薬のリストが書かれたカードやメモを渡す。

普段から患者の緊急連絡先や医療情報をメモやブレスレットで用意しておくとスムーズです。

救急車到着までの時間は地域や状況により異なる(通常5~10分程度)。その間、患者の安全を最優先に。

発作が止まり、意識が回復した場合でも、医師の指示や状況に応じて医療機関を受診する。

迷ったら呼ぶ!

状況が判断しにくい場合、ためらわずに救急車を呼ぶ(日本では119番)。

私は慌てて「救急だから199だよな」と思って電話番号をかけ間違えました。
119とわかっていても、焦るとわからなくなりがちです。

てんかん患者のサポート方法

てんかんは精神疾患や知的障害とは異なる神経疾患であることを理解し、周囲にも正しい知識を伝え誤解をなくすことが大事です。

周囲ができること

  • 発作が起きたらパニックにならず、時間を確認する(発作が5分以上続く場合は救急車を呼ぶ)。
  • 患者を安全な場所に移動させ、硬いものや鋭利なものを遠ざける。
  • 頭の下に柔らかいものを置く。体を横にし、気道を確保する(回復体位)。
  • 発作が終わったら、患者が混乱している場合、落ち着いて声をかける。
  • 休息できる環境を整え、必要に応じて医療機関に連絡。

てんかんの治療と管理

てんかん患者をサポートする方法は、患者の生活の質を向上させ、発作時の安全を確保するために重要です。

治療法と服薬の重要性

抗てんかん薬の服用スケジュールを守るよう促す(飲み忘れは発作のリスクを高める)。

副作用(眠気、集中力低下など)に気づいたら、医師に相談するよう勧める。

生活習慣の改善

十分な睡眠を確保する(睡眠不足は発作の引き金になりやすい)。

アルコールやカフェインの過剰摂取を避ける。

ストレス管理をサポート(リラクゼーション、カウンセリングなど)。

発作を引き起こす要因(光の点滅、ストレス、特定の食べ物など)を患者と一緒に記録し、避ける方法を考える。

副作用の理解と対策

てんかん患者が使用する抗てんかん薬には副作用が伴う場合があり、これを理解し適切に対処することは、治療の継続と生活の質の維持に重要です。

以下は、抗てんかん薬の一般的な副作用、その理解、および対策についての詳細です。

抗てんかん薬の一般的な副作用

抗てんかん薬の副作用は薬の種類や患者の体質によって異なりますが、以下のようなものがよく見られます:

  1. 神経系:
    • 眠気、倦怠感
    • めまい、ふらつき
    • 集中力や記憶力の低下
    • 気分変動(イライラ、不安、抑うつ)
  2. 消化器系:
    • 吐き気、食欲不振
    • 便秘または下痢
  3. 皮膚:
    • 発疹(まれに重篤な皮膚反応、例:スティーブンス・ジョンソン症候群)
  4. 代謝・内分泌系:
    • 体重増加または減少
    • 骨密度の低下(長期使用の場合)
    • 肝機能障害
  5. その他:
    • 視力の変化(例:複視)
    • 血液異常(例:白血球減少)
    • 女性の場合、月経不順やホルモン変化

副作用と思われる症状が出たら、軽度でも記録して医師に伝える(例:発作日誌に副作用も記載)。

特に重篤な症状(発疹、意識障害、異常な出血)はすぐに連絡。

主治医との連携の重要性

てんかん患者にとって主治医との連携は、治療の成功、発作の管理、副作用の軽減、そして生活の質の向上において極めて重要です。

正確な診断と個別化された治療

  • てんかんは症状や発作の種類(全般発作、焦点発作など)が患者ごとに異なる。主治医は脳波検査やMRI、患者の生活背景を基に最適な治療計画(薬の種類、用量)を立案。
  • 連携を通じて、患者の状態に合わせた治療の微調整が可能。

発作のコントロール

  • 主治医との定期的な対話により、発作の頻度やパターンを把握し、薬の効果を評価。必要に応じて薬の変更や追加を行う。
  • 発作が増えた場合や新たな引き金(トリガー)が疑われる場合、迅速に対応できる。

発作後の回復と観察

私の母の場合、救急搬送されてから意識を取り戻すまで半日ほどかかりました。

救急病棟、ICUに2日間、その後は5日ほど一般病棟で入院しました。

ICUから一般病棟に移った時はホッとしましたが、経過がよくわからなかったり、主治医からの説明がなく(ほぼ毎日面会行ってるのに電話での説明だけとか)不安でした。

フロアの受付で退院時期を聞いたところ、主治医に聞いてみるとのこと。

主治医からの電話を待ちました。

夕方に主治医から電話があり、明日退院してもよいとのこと。

正直「なんじゃそりゃ」って思いました。

救急入院だから仕方ないのかな?

今まで、検査入院、手術入院を何度かしたけど、病院のこんな対応ははじめてでした。

無事に退院して、自宅で経過を見ることに。

救急搬送から退院後

まず、訪問ヘルパーから、送迎ありのデイサービスを週に2回頼みました。

開頭手術時の脳梗塞で右半身が麻痺していたのですが、5ヶ月ほどでほぼ身体機能は回復していました。

発作を起こした時の影響で、回復していた右半身、特に右肩から機能が落ちており、具体的に言うと、洗濯物を自分で干せていたのができないぐらい、手が上がらなくなっていました。

この点でも、デイサービスでのリハビリが必要と感じ、元々リハビリ入院していた病院に依頼しました。

かなりドタバタとしましたが、リハビリをしながらの日常生活が再スタートしました。

なにより、一命を取り留めることができてよかったです。

まとめ

意識を失うてんかんの発作が起きた場合、5分以上発作が続いたら救急車を呼びましょう。

対処方法がわからず、迷った時も119に「救急車が必要です」と、救急車を呼びましょう。

救急入院後の主治医との連携は、てんかん治療の基盤であり、患者が安全かつ充実した生活を送るための鍵です。

定期的な受診、正確な情報提供、オープンな対話を通じて、治療の効果を最大化し、副作用やリスクを最小限に抑えられます。

私は母の健康状態の変化などは、スマホのメモ帳にトピックごとにまとめて記録しています。
主治医に見てもらう時は、そのメモを元に起こった出来事や症状を話しています。
主治医からいただいた情報ももちろんメモしています。

てんかん患者の介護では、お家の見守りモニターの設置と、モニターをチェックする習慣づけも大事です。

私は、頭を使って、低価格で見守りができるモニターシシテムを設置しました。

かなりいいですよ。

参考にしていただけると嬉しいです。

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