私が心療内科に通っている時に会社の上司に言われた言葉がクソすぎた。
「薬飲んでもっとひどくなった人もいるから気をつけて」
私はその言葉を聞いた瞬間に体がフリーズした。
そもそもあなたの手のひら返しのようなやり方が原因なんですけど!!(怒)
まわりにウツに関する理解者はいませんでした。
ぼくがウツを早く治すためにやったこと
- 毎日歩く、散歩する
- 小学生の暗算ドリルを毎日やる(簡単な頭を使う行為をする)
歩くことでリラックスできます。
日光を浴びるのでセロトニンを増やしたり体内時計を正常にする効果も期待できます。
体力もつきます。
でも走るぐらいの激しい運動は体に負担がかかるので走ることはしませんでした。
フラついているので歩くのがやっと。
転んで怪我でもしたら元も子もないからです。
鬱になると思考能力が低下します。
物忘れも激しくなるしとっさの判断とかが苦手になります。
もしかしてもう脳がやばいんじゃないかと思って、百均で売っている暗算ドリルをやるようにしました。
やってみると全然大丈夫で点数も良かったです。
脳が壊れたわけじゃないようでホッと一安心。
単純に脳の運動にもなるので暗算とかやってみるのはとても良いと思います。
鬱を早く治すには脳と体を動かす。
そもそも鬱になった原因<ブラック企業>
ブラック企業の予感はしていたけど働きたい憧れの職場だった。
アンティークな喫茶を営業していたのです。
一度面接に行って落ちたのですが、半年ぐらいして再度「働きませんか?」って連絡が来たんです。
マネージャーが半年ほどで辞めたそうです。
人がすぐに辞める!
これ、ブラック企業フラグなんですよ。
そもそも一度落とした人に声をかけるってある意味非常識だと思います。
それぐらいいい人材がいなかったんだろうと思います。
それでも憧れの職場だったので、再度話を聞きに行ってその会社で働くことにしました。
後で考えたらこの時点で既に「やりがい搾取」なんですよね。
働き出してお店の売り上げも順調に上がっていたのですが、ある時「残業代出せません」と言われた事件がありました。
私は「売上を上げるために多少は残業しますから残業代はちゃんと下さい」と事前に上司に交渉はしていたんですよ。
2ヶ月ぐらいはきちんと支払われました。でも売上が上がってお店が忙しくなるとアルバイトから不満が出るようになりました。
アルバイトの人はお店が忙しくても暇でも時給は変わらないので、忙しくなったお店に不満を言うようになったのです。
その不満が上司に伝わって「残業代出せません」「スタッフからの評判が悪いですよ」に繋がりました。
本末転倒でしょ。
アルバイトの頑張りを評価して時給を上げるとか、この会社はそういうことを一切していなかったのです。
5年働いても時給が1円も上がることはなかったとアルバイトの人から聞いたので、「時給上げれるようにがんばりますね!」と私は言っていたのです。
会社からすると私がしたことのいろんなことが余計なことだったんでしょうね。
実は売上を上げる必要もないし、お店の仕組み改革をする必要もなかったんです。
ただ会社の方針に従って黙って営業できる人が欲しかったんです、会社は。
がむしゃらに働いていましたが、私自身次第に精神的負担が重くなり心療内科に通い始めました。
悪化するのを予防するためでもあるのですが会社はよくは思いませんでした。
心療内科に通っているということだけで自宅療養を命じられたのです。
そのあとは自主退社することになりました。
今考えると自主退社なんてする必要はなかったのです。
傷病手当を貰いながら治るまで会社を休んでもよかったのです。
このカフェで働いてマイナス面もあったけど、そこで出会ったお客様やアーティストさんが素晴らしく、やはりそこで働くご縁があったのだなと思いました。
生きていると長い人生の中でいろんなことがありますが、いつの時も前に進んでいるな!と感じるのです。
鬱になった原因その2<ブラック企業>
当時どういう状態だったかというと、入社して一ヶ月で先輩のほとんどが退社して残ったのは新人ばっかり。
そんな新人に会社の利益やノルマやなんだかんだと社長は毎日のように怒鳴ってた。
上司はデスクの上に書類やノートや資料を積み上げ、毎日のように「あ!あれ忘れてた!ちょっと手伝って」と言っては人の仕事の手を止め(今思えば典型的な発達障害)、しまいにはその上司は役職取り上げられて平社員に降格処分されてた。
そんな状態だったので私も心身ともに疲労困憊。
鬱だと思われる症状も自覚できるぐらいにありました。
こりゃーいろいろヤバイと思ってネットで情報集めて、客観的に自分を見立てた箇条書きメモです。
症状や心理状態 箇条書き
- 記憶力が低下していて仕事でもミスを連発
- いつ何をやったのかも即答できないし、何か確認されても覚えてない
- もともとトラブルの多い仕事環境なので、それも悪化の原因
- ヤバいなと思って鬱の原因を調べたら、バッチリあたってる
- 『仕事熱心、凝り性、几帳面、良心的、強い責任感、協調性、律儀、世話好き、他者への献身』こういった性格の人は鬱になりやすいらしい
- 口の乾き
- 記憶力、判断力、集中力、計算力の低下
- 心配や悲観が強く、喜びを感じず、希望がない
- 自責の思いが強い、絶望感
- 午前中は抑うつ、午後はやや好転する
最後の午前中は抑うつ、午後はやや好転するっていうのが文字では表現できないぐらいにヤバくて、仕事から帰る時なんか開放感で凄くハイテンションでした。
そのままポックリ逝ってもおかしくない感覚。
それでも体には力が入りっぱなしだったし。破裂寸前の風船という感じでした。
自己診断していったら心療内科の診断がスムーズでした
こんな感じで自己診断して心療内科に行きました。
事前に自分で分析してたのでお医者様からは「本当に鬱なのかわからないくらいちゃんと説明できてますね」と言われました。
理解してもらえるであろう人に一気に喋ったことによって、気持ち良さみたいなのはありました。
やはり自己分析できてないとお医者様任せになってしまい、無駄な診断がされたり不要なお薬出されたりするのが嫌です。
ブラック会社だと気付いたら、経済的にも精神的にもすぐ辞めるか休職するのが一番。
頑張る必要も無理する必要もありません。
大切なのはあなた自身の健康です。
激ウツ状態から1日で脱出した方法
なかなか働かないことを身内から叱咤されて一気に劇鬱状態になりました。
働かないんではなく働けないというのをわかってもらえない・・・
- 体の硬直
- めまい
- ご飯の味がしない
- 激しい自己否定
身内からっていうのはきついですね。
職場のトラブルだとやめれば問題から離れることができますが、家庭内で問題が起こってしまうと逃げ場がなくなります。
死のうか、家を出ようか、冗談じゃなくそんなことが頭をよぎるようになります。
うつを再発して私がやったこと
- とにかく逃げる
- 身体を休める
- 人と話さない
- 少し良くなったら『空海 黄金の言葉』っていう本を数ページ、音読
- また休む
- 無理して食べない
普通とっさにこれだけのこと出来ないかも知れないなぁ。
引きこもるっていうのも一種の怒りの表現なんだろうとは思う。
空海の本はやりすぎかもしれないけど、ポジティブな内容の本を声を出すってことで体と脳に刺激を与えるのが目的です。
あんまりネガティブな内容を読むのはオススメしないけど音読は心身にいいと思います。
空海の本もいろいろありますが、これは内容がいいです。
私は音楽もやってるので波動というものを大切にしています。
空気を振動させて正方向に意識を向ける。
心の奥底を旅する。
潜在意識を目覚めさせる。
そうすると「大丈夫だ。」って自分の心を救うことができます。
まだ耳鳴りっぽいのが続いてるし顔も引きつりますし身体の動きもぎこちないけど、ずいぶん笑えるようになった。
ご飯の味がしない症状は悲しい。
私にとって幸せってご飯を美味しく食べること。
これが一番。
参考になればと思います。
PS:人生辛いこともありますが乗り切る気力と自信だけは無くしてはいけないです。
それがなくなると本当に人は簡単に朽ち果てます。
ウツの時は文字が多い本や難しいことを書いてる本を読むのは辛いですね。
コミックエッセイは気軽に読めます。
気持ちに寄り添って書かれている感じで、私も随分助けられました。
こころに余裕のある人はこの本もおすすめです。
心理学について広く学べます。
性格・ストレス・精神疾患・心理学などについて私は普段から勉強してました。
広く浅く知識をつけるにはこの本がオススメです。
本当に広く浅くですが、いつも手に届くところに置いてて辞書みたいな感じで使っています。
専門家を目指してるとかじゃなく普通の人ならこの本が1冊あると役に立つと思います。
ウツは誰でもなる可能性のある病気と思って 理解しておくと凄くいいです。
あなたがウツにならなくても周りの人がなる可能性は十分にあります。