S.YAIRI YD-30
アメリカ村の楽器店をはしごしていて見つけたギターです。
YAIRIのギターが税込2700円!!
若干不具合があるジャンク品とのことでしたが、非常に気になったので試奏をしてみました。
S.YAIRI YD-30というギターを2700円税込みで買いました
結論、買いでした!
YAIRI以外の最近のギターも弾かせてもらって、YD-30を弾き比べてみて、めちゃくちゃ音が好みでした。
ジャンクな箇所は?
- ネックの調整がもうできないこと
- ブリッッジが少し浮いていること
この2点のみ。弾いてみて弾きづらかったり音が変だったら買わなかったですが、弾き心地はいいし音も最高でした。
S.YAIRI YD-30というギターはすでに販売が終了しており中古しかありません。私もあまり知識がないのでこのギターをネットで調べてみました。
S.YAIRI YD-30 スペック
BODY STYLE: Dreadnought
TOP: Solid Spruce
SIDES & BACK: Sapele
NECK: Nato
FINGERBOARD: RosewoodSCALE: 648mm / 20f
BRIDGE: Rosewood
HARDWARE: Grover Chrome
POSITION MARK: Dot
BODY BINDING: Multiple
SOUNDHOLE BINDING: Multiple
CASE: Softcase
COLOR: Natural
2007年頃に販売されていたアコースティックギターの入門モデルのようです。
ボディも非常に綺麗で申し分ない。
ヘッドとペグを見るとやすい作りなのは確か。
通常のヤイリのギターはヘッドのロゴがこんなデザインです。
ということを差し引いてもいい買い物でした!
S.YAIRIのギターにマーチンの弦を張った
ヤイリのギターにマーチンの弦を張ってみました。
選んだ弦はマーチンのミディアムゲージ
太い音を出したかったので6弦が56のブロンズのゲージを選びました。(数字が大きいほど弦が太い)
ヤイリのギター自体がマーチンのギターを研究し尽くして作られたというエピソードがあるので、相性が悪いわけがありません。
普通のでよければライトゲージがオススメ
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S.YAIRI YD-30の現行モデルは?
S.YAIRIのYD-30によく似た入門者用現行モデルはやはりYDシリーズです。
S.YAIRI、K.YAIRIのブランドの違いは?
1938年、「ヤイリギター(株)」の創業者、矢入儀一氏の弟である矢入貞夫氏により立ち上げられた矢入楽器製造(株)によってS.Yairiは産声を上げた。
当時一般の人には手の届かなかったアコースティックギターのトップブランド「C.F.Martin」社のギターを徹底追求し、日本国内におけるアコースティックギターの製造クオリティの向上に大きく貢献。
1970年代のフォークブームの共に成長し、80年代S.Yairiは創業者の貞夫氏から息子の寛氏へとバトンタッチされていたが、そんなフォークブームに寄り添うようにして、S.Yairiは1980年にひっそりとその幕を閉じていった。
そして2000年。
20年の時を経て、矢入寛氏監修のもと、最先端の製造技術との融合により復活を遂げたS.Yairiは、新たなシリーズを開拓し、今もなお進化し続けている。
(引用:Amazon)
YAIRIというブランドは兄弟ブランドで直接的な関係はないといわれています。
K.YAIRIのギターは現在でも国内の岐阜で製作されています。一般的にヤイリのギターといえばK.YAIRIのことです。
S.YAIRIは70年代のフォークソングブームではプロにも愛用されましたが、80年代に入りフォークソングの衰退とリンクするように1982年に倒産。2000年にS.YAIRIのブランドがキョー立コーポレーションにより復活。ギターの生産は国外(中国)で行われているようです。
ちょっと複雑な背景のあるS.YAIRIですが、安いし弾きやすいしよく鳴るので気に入っています。
PS:弾き語り活動をしていた頃、K.YAIRIのギターを弾いている友達がいて、そのギターの鳴りが抜群に良かったです。
今度買うならこのギターが欲しいです!