有頂天が久しぶりにニューアルバムをリリースしました。
有頂天『カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ』レビュー
有頂天27年ぶりのフルアルバム『カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ』
2枚組だけど2枚合わせてもトータル58分というコンパクトさ。
この不条理さ、贅沢さにビックリする。
いまやA面B面という概念がないので、2枚に分けることで別世界を見せるのは面白い。
KERAの今までの音楽キャリアが全部詰まっているけど、アウトプットはまぎれもなく有頂天。
カフカズ・ロックは初期の有頂天を思わせる。
どこかグシャッとしたトンがったかっこよさ。
ニーチェズ・ポップは東芝時代を思わせるポップさ。
唐突に勢いよく始まるラッキーさん 顔がにやける。
カフカズ・ディック カフカのおてぃんこという意味ですね。
ぶははは。この曲が恐ろしくかっこいい!!ファンキーで今までの有頂天になかったタイプの曲。
かっこいいカフカズ・ロックを聴いた後、幽霊たち からはじまるポップサイド。
ピコピコとポップなテクノ音がちりばめられた曲の中
明日も歌ってんくんだ僕は 明日も悩んでくんだ僕は
明日もつまずくんだ僕は 明日も明後日も
明日も生きてくんだ僕は 明日も歩いてくんだ僕は
明日も歌ってくんだ僕は 明日も明後日も
突然のストレートなメッセージに、心をわしずかみされた。
しばし呆然としてしまった。
そして繰り返し繰り返し聴いてしまう。
胸キュンテクノポップだ。
たまらない!
〈カフカズ・ロック〉-DISC 1
1. ラッキーさん
2. カフカズ・ディック
ゲスト:bobo(コンガ)、ハラナツコ(アルトサックス)
3. 城
4. 知恵の輪プレゼント*(Out Of Orderのカバー)
5. 100年
6. 墓石と黴菌
7. 世界
8. 知恵の輪ブレイクアウト
9. monkey’s report(ある学会報告)〈ニーチェズ・ポップ〉-DISC 2
1. 幽霊たち
2. 懐かしさの行方
3. ロコモーション*
4. Not Departure
5. 箱(永劫回帰)
6. コレカラノヒト
7. ニーチェズ・ムーン*カヴァー曲
全曲プロデュース・作曲・編曲・演奏:有頂天
全曲作詞:KERA
*カヴァー曲除く
有頂天/monkey’s report(ある学会報告)
新譜発売関連Twitterまとめ
ポニーキャニオン時代の有頂天BOX
DVDもいいし、全部音質が良くなってます。
特にDVDでは怒涛のようなメジャー時代を感じることができます。
ファン、マストアイテム。