うまく生きることができない。
そもそもうまく生きるって何だろうか?
他人から見て自然に振舞うことだろうか?
いや違うな、
星野源アルバムレビュー・感想をとめどなく
星野源 くだらないの中に
髪の毛の匂いを嗅ぎあって 臭いなぁってふざけあって
くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる
ぼくはこの歌が好きで、普通にしててもポロッと涙が出てしまう。
星野源の才能に嫉妬する。
星野源の人間臭さに引き込まれる。
星野源の文才に舌打ちをする。
人間の複雑でややこしい心情をこんなにストレートに歌うなんて。
ちっ!
しかもバンドはジャズ編成の、古臭くもあるが風化しない新しい音作りがされている。
体臭というものは独特で、愛する人は愛おしく感じ、そうでない人は臭いと感じる。
本当にその通りで境目がわからないまま臭いと感じてしまうことがある。それはもう関係が終わったことの証でもあるかのように。
魔法や希望がないと不便だ。
でもその魔法や希望って「人の笑顔」だよね、と歌う。
ぼくは時代のものじゃなくて
あなたのものになりたいんだ
たくさんの人から好かれるより、たった一人の人に愛されたいとも歌う。
心が割れる音 聞きあって
バカだなぁって泣かせあったり
付けた傷の向こう側 人は笑うように
コミュニケーションするということはリスクも伴う。
人は時にぶつかり合い傷つけ合う。
だけどそれを超えた向こう側に笑顔があれば。
それを超えた向こう側に愛があれば。
なんて思ってしまう。
星野源 Family Song
一対一の歌から家族について歌う歌に成長した。
古めかしい暖かな古いソウルミュージックのような曲調に心がギュッとする。
いつか聴いたアル・グリーンやカーティス・メイフィールドやダニー・ハザウェイの歌に出会った時のような衝撃が走る。
ただ幸せが 1日でも多くそばにありますように
悲しみは次のあなたへの橋になりますように
遠い場所もつながっているよ
なぜかこのフレーズで、高まった感情からポロッと涙が落ちる。
この歌は「くだらないの中に」とつながっている「Family Song」なんだ。(全部繋がってるけどね)
血のつながりのない家族以外の「ファミリー」という関係についても歌っている。
いつ帰っても無条件で受け入れてくれる家族のような居場所があればいいなぁ。
星野源のMVの最後の予告のおふざけは、テレビの「また来週!」っていう感じでずっとやってて面白い。
昭和っぽいよね。
星野源の色
星野源さんの『恋』はTBSドラマ「逃げるは恥だが役にたつ」が高視聴率を記録し、「恋ダンス」が大流行し、2016年を代表する曲となった。
黄色もいいけど薄ピンク色もいいですよね。
この感覚的な配色が好きだな。
星野源の『恋』ついて詳しく解説
星野源の恋ダンス
ドラマのエンディングで流れる星野源の『恋』に合わせて、新垣結衣、星野源らがキュートなダンスを繰り広げる。
動画サイトやSNSで、これをマネをする人が続出し、羽生結弦選手も織田信成さんのTwitterで、キレッキレの恋ダンスを披露し話題にもなった。
TBS『ぴったんこカン・カン』にて、石田ゆり子さんと安住アナウンサーが恋ダンスを披露。
星野源の恋 楽器・音・ミュージシャンの解説
二胡を使った印象的で楽しいイントロから始まります。
バスドラ4つ打ちでタイトなダンスチューン。
ベースがブリッとドライブしている。
ブラック・ミュージックの要素をイエロー・ミュージックに見事に変換している。
ディスコ・ミュージックの歴史でいくと70年代ぐらいの音構成なんだけど、2016年に日本でこんなサウンドが生まれてヒットしていることがうれしい。
音を聴きこむほどニヤリとする。
ジャケットやPVでもイエロー・ブラック・ホワイトと、
しっかりビビッドなカラーイメージを打ち出している。
これがまたおしゃれ!
意味なんかないさ 暮らしがあるだけ
ただ腹をすかせて 君の元へ帰るんだ
という歌詞が、働いている感じがして好きだ。
ドラム 河村 智康
ベース ハマ・オカモト
ピアノ 小林創
ギター 長岡亮介
参加ミュージシャンを見てまたニンマリ。
特典DVDにも収録されてるライブ映像でも、かっこいいバンドサウンドになっていて、ハマ・オカモト氏のベースがほんといい。
ニヤニヤする。
星野源「恋」のあの不思議なメロディーを奏でている楽器は?
中国の伝統的な弦楽器二胡を使っているようです。
実際に聴いたことがあるのですが、不思議で楽しい音です。
マリンバ
ちなみにマリンバとはこういう楽器であーる。
源くんは自分で買ったそうです。(これと同じ型かどうかはわかりませんが)
Drinking Dance
ハウス『ウコンの力』CMソング。
ピアノから始まるキャッチーなダンスチューン。
ギターの細かいリフやカッティングがR&Bしている。
ズダダダダダというスネアも。
サビで下品でエロいシンセベースが絡んでくるのが気持ちよくてニヤリとする。
途中で入る「バァ、バァウバウ」という音がアナログシンセなのかギターなのか気になる。
可愛い女の子と脚を絡ませてダンスしている様子が思い浮かぶ。
ちなみに星野源くんはお酒が飲めないそうです。
Continues
スカパー!リオパラリンピック放送テーマソング。
ちょっとテンポを落として。
3曲目で丁度いいんだよね。
サビでアナログシンセのピコピコ音が可愛くてクセになる。
イエローにはテクノサウンドは必須です。
命は続く
日々のゲームは続く
君が燃やす想いは
次の何かを照らすんだ
雨音 (House ver.)
ハウスヴァージョンというのは宅録のことです。
部屋の空間音がそのままパッケージされている。
リズムマシンで弾き語るしっぽりとした曲。
これも何度聴いてもいい。
鼻先き濡れる と 花咲き濡れる をかけてあるのが好きです。
ドラム音はTR-8かな。
音がいいんだよなぁ。欲しいな。
TR-8
ローランドのTR-808 / 909の音を再現した最新版のリズムマシーン。
音フェチはついつい音を聴き入ってしまいます。