九州と関西を結ぶ阪九フェリー乗船体験談
以前から九州に行く時は阪九フェリーを使うことが多かったです。
ここでは阪九フェリーの予約の取り方や車での行き方などを紹介します。
乗船から日没までのドラマチックな夕日と瀬戸内海の景観は絶景です!
強風の日は特に展望室で外を見るのがおすすめです。
フェリーの甲板は航海中はかなり風がきついので気をつけてください。
強風の日などは大人でも吹き飛ばされてもおかしくないぐらいの強風になります。
甲板は柵などがあり安全策はとってあるものの、転んだりすると危ないので小さなお子さん連れの人は気をつけましょう。
見ていてもヒヤヒヤします。
展望室から明石大橋をみたり、甲板に出て風に吹かれながら夕陽を見たりすると、気持ちええ〜!!
フェリー旅行のメリットと注意点
大阪から九州方面に行く方法のひとつとしてフェリーを利用する方法があります。
フェリーを利用する大きなメリットは料金が安い点と車も乗船して利用できる点です。
車で行けば九州での移動範囲も広がり便利になります。
フェリーでは、甲板に出て夕陽を眺めることができたり、大浴場や船内レストランでの食事などの旅の楽しみもあります。
注意点としては、運行は天気に左右されるため強風や台風が近づいてきている場合には要注意です。
必ず気象情報を確認しましょう。
欠航の場合、阪九フェリーの公式サイトで知ることができます。
阪九フェリーの予約方法
今回、車が必要で車でフェリーに乗船するのでその手順も踏まえて紹介していきます。
今までだと乗船前に車の車検証の確認があったりと乗船に手間がかかっていたのですが、オンラインで車(車検証)を登録しておくと当日はQRコードを見せるだけで乗船できるようです!
オンラインで車の予約もしておくと乗船が超スムーズなんですね!
阪九フェリーの予約方法
お得に予約するなら20%割引になるネット予約一択です!
※各種割引の併用はできませんが
阪九フェリーの予約方法は3つあります。
- ネット予約(インターネット割引は20%OFF)
- 電話予約
- 窓口予約
ネット予約、電話予約、窓口予約の3つの予約方法があり、ネット予約は20%割引となり大変お得です。
車両の車検証を登録しておくと、当日に窓口での車検証の確認が不要となり、車でフェリー乗り場に行きそのまま乗船できます。
オンラインで阪九フェリーを予約したら、車で行ってもスマホでQRコードを見せるだけだったので、乗船がすごく楽でした!
予約できる主なルートとターミナル情報
阪九フェリーのルートは2種類、ターミナルは3箇所です。
新門司港と泉大津間、新門司港と神戸港間を往来しています。
- 上り便 新門司発 → 泉大津着/下り便 泉大津発 → 新門司着
- 上り便 新門司発 → 神戸着/下り便 神戸発 → 新門司着
新門司港は小倉・下関・博多へのアクセスもよく、車で行くかレンタカーを利用すれば周辺の観光に非常に便利です。
阪九フェリー 泉大津フェリーターミナル
〒595-0074 大阪府泉大津市小津島町1−3
JR和泉府中駅 → 南海泉大津駅 → 泉大津フェリーのりばへの連絡バスが出ています。
阪九フェリー神戸乗り場
〒658-0031 兵庫県神戸市東灘区向洋町東3丁目2−1
阪神電鉄御影駅 → 阪急電鉄御影駅 → JR住吉駅 → 六甲ライナーアイランド北口駅 → フェリーさんふらわあのりば経由 → 神戸フェリーのりばのルートで連絡バスが出ています。
阪九フェリー 新門司 第1ターミナル・第2ターミナル
新門司ターミナルは神戸行きと泉大津行きで少し場所が違うので注意しましょう。
新門司は行き先によってターミナルが分かれています。
第1ターミナルは神戸行き、第2ターミナルは泉大津行きです。
〒800-0113 福岡県北九州市門司区新門司北1丁目1
JR小倉駅から新門司フェリーターミナルまで連絡バスが出ています。
料金シミュレーションと運賃 予約の裏技と割引オプション
フェリー乗船運賃 泉大津 6,320円〜/神戸 6,320円〜
運賃は繁忙期には高くなり、A・B・C・D期間があり、A期間が一番運賃が安い期間となります。
早割や往復割引の活用方法
割引は以下のうちからいずれか一種類のみの適用になります。
重複での適用は不可、割引は最大20%割引です。
- インターネット予約割引 20%
- 復路割引 20% ※往路より14日以内の復路のみ
- シルバー割引 20% ※満65才以上が証明できる公的証明書を呈示
- 学生割引 20% ※スタンダード和室運賃分のみ適用
- 身体障害者割引 50%
- 知的障害者割引 50%
- 精神障害者割引 50%
- 被救護者割引 50%
- 8名以上で団体割引あり
インターネット割引が簡単でおすすめです!
インターネットでの予約手順(チケットレス予約の流れ)
予約方法はいたってシンプルです!
予約の受付は2ヵ月前同日の午前9時からです。
- 阪九フェリーのサイトに会員登録をする(登録完了で500ptもらえます)
- 会員登録には氏名・住所・連絡先・生年月日などを登録します
- 同乗者がいる場合は同乗者の氏名と生年月日を登録します
- 乗用車やバイクで行く場合は、車両情報を登録します(車検証の画像が必要です)
- 料金や予約プランを検討したい場合は運賃シミュレーションで事前に料金を確認しましょう
- 乗船日程が決まれば日程と乗船便を選んで仮予約を入れます
- 支払い内容を確認してクレジット決済をして予約を完了します
会員登録したマイページではQRコードの発行(乗船の3日前)や領収証の発行ができます。
運賃シミュレーションではネット割引後の料金が表示されるので旅の計画を立てやすいです。
乗船3日前になるとQR発行のお知らせがメールできます。
乗船予定者全員のQRコードが記載されたPDFファイルをダウンロードできるので、それをスマホにダウンロードしておきます。
車の乗船料金
- 4m未満の乗用車 1台16,680円(ネット割引) ドライバー等級差額880円
- 6m未満の乗用車 1台23,720円(ネット割引) ドライバー等級差額880円
バイクの乗船料金
750cc以上の自動二輪でネット割引で5,890円です。
自転車を乗せるための予約手続きと料金
折り畳んでも3辺の長さの和が2mを超える自転車及び折り畳めない自転車は、特殊手荷物運賃の自転車の運賃が必要です。
ネット割引適用で自転車1台1,930円です。
ペット同伴の予約と規則
フェリーではペットも乗船できるのが大きなメリットです。
ペットルームに預けるかペットと一緒に泊まれる部屋を予約する必要があります。
- 小型ペットケージ 1,650円
- 中型ペットケージ 1,650円
- 大型ペットケージ 2,200円
犬・猫・ウサギ・ハムスター・小鳥はペットルームに預けることができますが、それ以外のペットは乗船できないので注意しましょう。
また車中にペットを置き去りにすることも禁止です。
電話予約の詳細と受付時間
営業時間の9:00~18:40までの間に電話で予約します。
チケットは当日のりば窓口で購入・支払いをします。
現金支払いをする場合は乗船申込用紙に必要事項を記入をしておく必要があります。
窓口での予約手順
事前にのりば窓口でチケットを購入する場合は、乗船申込書に必要事項を記入しておきます。
料金の支払いを完了すればチケットを受け取ることができます。
旅行当日までチケットは無くさないようにしましょう。
客室と船内の施設 阪九フェリーで利用可能な客室の特徴
部屋の選択肢と特徴(デラックス・洋室等)
- ロイヤル (2名部屋)
- スイート (2名部屋)
- デラックス和洋室 (2~4名部屋)
- デラックス和洋室 (2~3名部屋)
- デラックス洋室 (2名部屋)
- デラックス和室 (2~3名部屋)
- デラックスシングル
- デラックス洋室 (4名部屋)
- スタンダードシングル
- スタンダード洋室 (16名部屋)
- スタンダード洋室 (16名部屋)レディス
- スタンダード和室
スタンダード和室やスタンダード洋室が一番安い運賃となります。
私が子供の頃はいつも和室の雑魚寝部屋でしたが、最近はスタンダード洋室で16人部屋でベッドが半個室のようになっている部屋をよく使います。
室内も静かで落ち着きます。
閑散期はガラガラです。
スタンダード洋室のベッドには電気、コンセント、貴重品ボックスもあります。
スタンダード洋室にはレディース専用の部屋もあります。
スタンダード和室は16人部屋の雑魚寝スタイルです。
スタンダードシングルとデラックスシングルの違いは、スタンダードの方が室内に洗面台がなくデラックスの方には室内に洗面台もあります。
4人で乗船するならデラックス洋室を貸し切るのもおすすめ。
デラックス個室には室内にテレビや洗面台、電気ケトル、浴衣、タオル、歯ブラシ、使い捨てスリッパなどが付いています。
個室に乗ると『ふねこ』っていう阪九フェリーのゆるキャラがプリントされたタオルがもらえます。
ロイヤルルームには個室内にバス・トイレ・テレビ・プライベートデッキがあります。
スィートルームには個室内にバス・トイレがあります。
船内での食事とレストランサービス
営業時間は17時30分から20時まで、午前は5時から入港時間までがレストランの営業時間です。
船内レストランは食堂式に皿を取って先に会計するシステム。
和食の定食やうどんやカレー、ビールやハイボールなどのアルコールなどもあります。
もちろんその他の注文できるメニューもありますが、レストランの営業時間は短いので基本的にはスピードメニューばかりです。
味は普通!無難!船の中ならなんでもおいしいって感じです。
フェリーを利用する時はたいてい一回はレストランで食事をします。
うどんはイマイチでした。
無難にカレーとかが好きです。
カレーの味は一般的に想像できる家庭的なカレーの味です。
カレーは、小・並・大盛りがあり、普通盛りでもかなりご飯の量が多いので小盛りでもいいかも。
フェリーの窓から海を見ながらビール飲んだり食事をするのもおすすめ!
船旅の醍醐味です。
フェリーのその他の施設
- 売店 22時まで/午前5時オープン
- 展望浴室 22時まで/午前4時30分オープン
- シャワールーム
- 展望ルーム
- ゲームコーナー
- キッズプレイルーム
- カラオケルーム
- コインランドリー
フェリー内の4階・5階・6階が客室などです。
中央ロビーから階段やエレベーターで行き来できます。
展望浴室では海を見ながらゆっくりお湯に浸かることができます。
乗船手順とチェックイン
乗船時のチェックインは、車の場合は同乗者も含めて、全員車に乗ったまま係員がQRコードを車まで読み取りにきますので、そのまま車で待っておけばOK。
車での乗船車のQRコードを読み取るタイミングは、不正を防ぐためにも乗船直前ぐらいに係員が回ってきます。
QRコードを持っていない場合は当日に窓口に行って受付をします。
ネット予約していない場合や電話予約などの場合は、車の場合は窓口で車検証を見せて受付を済ませる必要があります。
車ではなく直接乗船する場合は、待合室で待って乗船時間になればフェリーに乗ります。
ネット予約をしておけば同乗者も含めて車で待っていると係員がQRコードを読み取りにきます。
車の乗船は順番に指示に従って乗船していきます。
乗船時間は出発の1時間前、4時半からはじまります。
乗船車が多いとフェリーの乗るまで時間がかかることもあります。
泉大津から除染するときには1時間ほど車で待ちました。
貨物車の乗船もあるので結局一番最後の方に乗船できました。
この日は本当にフェリーの最後尾の方に車を停めました。
どちらにしても係員の指示に従って乗船します。
泉大津と新門司の乗船ターミナル利用案内
トイレ・自動販売機・売店・待合所などがあります。
ネット予約できるようになってからは、当日に受付に長蛇の列ができることはないようです。
乗船日のスケジュールと時間管理
乗船日当日は乗船時間の1時間前にはフェリー乗り場に到着しておくのがよいでしょう。
出発時間が午後5時30分で乗船開始時間が午後4時30分からです。
フェリーに乗り遅れないようにかなり余裕を持ってフェリー乗り場に行きましょう。
予約キャンセルと変更の手順
予約の取り消しには手数料が必要です。
- 7日前まで200円
- 2日前まで10%
- 出航前まで30%
- 出航後は無効
出航後のキャンセルはキャンセル不可なのは当然として、当日のフェリー出港前までなら運賃の30%の手数料で済むのは良心的かも。
7日前までのキャンセルならたった200円で済みます。
日程や客室の変更方法
予約の変更は1度めは無料でできます。
2度めの変更はできないので一旦キャンセルして新規で予約を取り直す必要があります。
突発的な運航変更と対応策
フェリーの旅の場合は天候にも左右されるため、出発当日の気象情報は必ずチェックしておきましょう。
台風や強風の場合、欠航となる場合があります。
乗船日に台風が来ててフェリーが欠航なんてこともありました。
欠航の場合の返金などはどうなる?
フェリーの運行が決行された場合は手数料なしで全額返金されます。
ネット予約した場合、マイページから自分でキャンセル操作をします。
まとめ
関西から九州方面に移動するにはフェリーは格安です。
車で移動できるのも大きなメリットです。
船旅をあまりしたことがない人はぜひ利用してみてください。