JUNG KOOK(ジョン・グク)のアルバム『GOLDEN』は傑作
JUNG KOOK(ジョン・グク)が遂にファーストアルバムをリリース。
大ヒットの『Seven』が収録されており期待も高かったが、アルバムを聴いてみたところ、いたるところにR&Bのオマージュが散りばめられており、そのクオリティも高くて感心した。
まず大ヒットのSevenのサビ、1週間を歌い上げるフレーズはダンスクラシックでは有名なZOOMというファンクグループの『Saturday, Saturday Night』を思い出さずにはいられなかった。
ZOOMの『Zoom – Saturday, Saturday Night』軽快なレトロファンクが炸裂する。
新曲『Standing Next to You』の元ネタ
マイケル・ジャクソンを思い起こさせるジョン・グクの高音でソフトな歌声やマイケルを意識したダンスはもちろん素晴らしい。
曲までマイケルに似せると芸がないかも知れないところに、通好みのSOSバンドの『Just Be Good To Me』を持ってくるあたりセンスの良さを実感する。
The S O S Band 『Just Be Good To Me』はジャネットとも相性の良かったJam and Lewisがプロデュースしたヒット曲。
派手なイントロから重厚なエレクトロベースのフレーズが印象的だ。
ジョン・グクの『Standing Next to You』はビートもサウンドもセンスがよく、この時代にレトロファンクのオマージュでヒットさせるのはすごいと思った。
80年代のディスコファンクを思い出さずにはいられない。
ブルーノ・マーズも最近はニュージャックスイングからスウィートソウルのオマージュでヒットをさせているから、このあたりのテイストの曲がヒットするのは最近の傾向かも知れない。
世代を超えて聴かれる曲になるのは間違いない。
『3D』も懐かしい感じもするし新しい感じもする魅力のある曲に仕上がっていて、何度も聴いてしまう。
BTSでは出せなかった構成がどんどん出てくるのかと思うと今後も楽しみです。