クリムトの作品を生で見るのは初めてでした!
クリムトがメインの展示会が開催されるのは稀だと思うの絶対に行ってみたかったのです!
まずは久しぶりに行ったJR上野駅。
駅構内はすっかりキレイになっていてちょっとしたレストラン街になっていますね。
この日は暑かったのもあり、スルスルっと食べれる海老天のお蕎麦にしました。
サイドメニューも食べてみたいものがいっぱいでした!
東京都美術館(上野)アクセス・行き方
上野駅を出て、写真でいうと左手の方が東京都美術館です。
周囲には美術館や博物館がいくつかあるので、はじめて行くと迷います。(迷いました)
上野動物園の入り口の横が東京都美術館です。
- 営業時間:午前9:30〜午後5時:30分
- 定休日:月曜日
- 住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8−36
カフェ・アート 東京都美術館
東京都美術館にあるcafe Art
展示を観ると結構体力使いますよね。
鑑賞後はコーヒーや紅茶とスイーツが欲しくなるというもの!
クリムト作品を観た後なので「栗」モンブランを注文しました。
クリ・ムト!
むふふ、おいしい!!
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」開催地・開催期間
- 東京都美術館 2019年4月23日(火)から7月10日(水)
- 愛知・豊田市美術館 7月23日(火)から10月14日(月・祝)
大阪での展示はないので東京まで行ってきました。
見終わった後、愛知での展示も観てみたいなと思える内容でした。
稲垣吾郎さんのナビゲーション、今回は使わなかったのですが、次回は是非使ってみたいと思いました。
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」東京都美術館 鑑賞レポート
巨大なディト I が入口で迎えてくれます。
中で原画を見ると、またギョッとする発見があります。
美術館の中は人が並んでいるようでした。
ここはいったい何?!
私自身はクリムトの作品を生で観るのは初めてで非常に貴重な体験になりました。
一枚一枚の作品に魂がこもっているような作品ばかりで、異様な生々しさがありました。
ユディトI(1901年)
今回の展示の目玉の一つである「ユディトI 」
恍惚とした女性の表情はインパクトがある。
そしてよく見てみると男の頭を抱えているのだ。
これにはギョッとした。
この作品は旧約聖書外典の一場面が描かれたもの。
未亡人ユデイトは敵司令官を誘惑し酔い潰し、隣に眠る男の首を切り落としたのだ。
1901年の作品なのでこの頃には日本工芸のや日本絵画の影響が随所に見られるのもおもしろい。
クリムトがはじめて金箔を使った作品であり、額縁も美しくデザインされている。
「JVDITH VND HOLOFERNES」のタイポグラフィもすばらしい。
クリムトの特徴の一つである渦巻きと波線も施されている。
額縁を製作したのは弟のゲオルク・クリムトだった。
他にも数作クリムト作品の額縁を担当しておりどれも美しい。
ヌーダ・ヴェリタス – 裸の真実(1899年)
幻想的で不気味な雰囲気の「ヌーダ・ヴェリタス」
鏡を手に持った全裸の女性が描かれている。
「真実」は少数派であろうと強く「罪」は多数であっても脆い。
そんな力強さも感じる。
ベートーヴェン・フリーズ(1901~02年)原寸大複製作品 1984年製作
クリムトが手がけた壁画作品「ベートーヴェン・フリーズ」展示されているのは複製作品である。
この展示スペースに近づくと異様な気迫が伝わってくる。
圧倒される。
緻密に描かれた部分もあれば圧倒的な空間が広がっていたり。
この間の取り方は日本芸術に影響されたのだろうかと想像するもの楽しい。
老いも若きも、美人も不美人も描かれている。
美しいも醜いも紙一重。
個人的には最後の合唱隊の絵が最も好きな部分です。
やっぱり音楽が好き(笑)
女の三世代(1905年)
館内での唯一の撮影可能なスポット。
クリムト展というこの文字も金箔が施されているそうです!
老いは誰にも止めることができない。
生まれ、若々しい時代を経て老いてゆく。
「生命の円環」を描いたクリムトの代表作、今回日本初上陸の作品だそうで、これも見所です。
鬼火(1903年)、医学のための習作(1897-98年)、「医学」「哲学」(1904年頃)、ほかにもたくさん見所、好きな作品がありました。
水蛇シリーズ今回の展示にはありませんでした。
とても好きなので生で観る機会があればと思います!
振り返ってると「もう一度観てみたい!」という思いがふつふつと湧いてくる不思議!
タイミングが合えば愛知の展示にも行ってみようと思いました!
作品を見終わったらクリムト展図録 通常版(2,500円税込)は買っておきたいですね。
返事作品リストも掲載されているし、各作品についての解説もあります。
会場でしか買えないグッズも多数あったので、そちらも楽しみに行ってみましょう。