阿吽とは?
阿吽(a-hūṃ)、これはサンスクリット語が語源で仏教由来の言葉。
この阿吽の思想は様々なところに用いられ、ひらがなの「あ」〜「 ん」も阿吽が素となっているのでしょう。
物事の初めから最後まで、宇宙の起源から果てまでという意味がある。
転じて2対のものを表すものに阿吽が用いられる。
例)阿吽の呼吸、阿吽の仲
狛犬以外にも仁王像、シーサーも阿吽となっている。
神道では古来、神を象徴する像を祀る風習はなかったが、仏教の影響で何か祈る対象が欲しいということで生き神である天皇が祀られ、その守護獣として獅子と狛犬が祀られるようになったということです。
参考:
調べてみてあらためて勉強になりました。
狛犬とは?
初詣に行った際に近くにいた親子がこんな会話をしていました。
狛犬ってなんで口開けてんねやろ?
あっちは閉じててツノがあるわ。
あんなん、あと付けちゃう?
そんな会話を聞いてウンチクが喉まで出かかっていました(笑)
狛犬は日本全国の神社で見られますが、興味を持ってみると面白いものです。
あらためて調べてみました。
狛犬は神社に設置された守護像です。神様をお守りしています。
狛犬の起源
起源をたどると古代オリエント時代にまで遡ります。
スフィンクスなどがそうです。
自然界でも強いライオンを力の象徴にする思想がありました。
ヨーロッパでもインドでも、力の象徴、家を守るシンボルとしてライオンが用いられます。
日本の狛犬
インド・ガンダーラを経由して中国に空想上の獅子が作られたそうです。
中国は龍や麒麟など、空想上の動物を作る文化が古くからあります。
そこで獅子も空想上の動物にデフォルメされていきます。
遣唐使の時代(618年 – 907年)に日本にも伝来した。
平安時代(794年 – 1185年)には今の形の獅子と狛犬がすでに定着していたようです。
仏教由来のものが神社に使われているのが興味深い。
日本の社寺仏閣は、宗教上のはっきりとした違いはあるが、どちらも切り離せない日本人の文化であるといえる。
- 向かって右側が獅子で口を開けている。
- 向かって左側が狛犬で口を閉じており一角を持つ。
阿吽の「吽」の字の方なので、牛を想像する角がついたと推測される。
したがって口を開いている獅子に角がついている像やイラストは間違いであるといえる。