経済的にも社会的にも非常に生きづらい世の中ですから、希死念慮は誰にでも思い浮かんで不思議ではない感情だとは思います。
消えてなくなりたい気持ちはよくわかります。(私もそうでした)
ですが、生きていればなんとかなる!
あなたの生きる場所はどこかにあるはず。
ODによる救急搬送と入院費用
OD(オーバードーズ)、薬物の過剰摂取は非常に危険で、場合によっては死に至る可能性があります。
起きてはならない、起こしてはならないことではありますが、鬱や精神状態が通常ではない場合、または薬の副作用などでそのような行動を起こしてしまう場合があります。
救急車の費用は?
まず、救急車自体は無料です。
ですが、救急搬送された後の費用、入院費用や治療費などは患者本人が負担します。
健康保険が適用されますが自己負担の割合に応じた費用の支払いが必要です。
ODとは?救急搬送の流れ
OD(オーバードーズ)とは、薬を一度に大量に飲むことをいいます。
ODをすると意識が飛んだり頭が混乱したり昏睡状態に陥ったり、生死が危ぶまれる状態になります。
誰かが気が付いてくれた場合は救急車で救急搬送されるだろうと思いますが、誰も気が付かなかった場合は非常に危険なことになるだろうと思います。
救急車を呼んだら、逐一救急隊の人から電話で状況説明の連絡がありました。
自宅に着いた時、自宅に入った時、救出した時、病院に搬送した時など、ずっと連絡をくれました。
夜には警察からも電話があり、状況説明をしました。
急性薬物中毒の入院治療
急性薬物中毒で入院した場合、すぐに胃洗浄が思い浮かぶと思いますが、必ず胃洗浄をするわけではなさそうです。
中毒物質の除去や解毒方法には、胃洗浄の他にも点滴で薬の効果を下げる治療などがあります。
救急車を呼ぶべきシチュエーション
これは正解ではありませんが、ODをしそうな状況を知った場合、自分が駆けつけることができなければ警察に連絡して現地まで確認に行ってもらってください。
ODをしたのを知った場合は、至急救急車を手配してください。
助かる確率が上がると思います。
私の子供(20代・一人暮らし)がODをしました。
電話で話している間に、というか泣きながらLINE電話してきたので、これはヤバいと直感しました。
心療内科に通っていたので睡眠導入剤や精神系の薬を飲んでいるのを知っていました。
いつかこんな日が来るんじゃないかと、私自身も覚悟はしていたのです。
できるだけLINE電話を切らないようにしました。
私は警察に連絡するか救急に連絡するか迷いました。
何度か連絡は切れたのですが、2時間ぐらいした時に呂律が回らなくなってきて本人が「薬を大量に飲んだ」と言ったので救急車を呼びました。
救急車を現地に手配できたのはおそらく、ODをした30分後ぐらい。
救助された時は嘔吐しておりお腹も下した状態で昏睡状態だったようです。
それから病院に搬送されるまで20分ぐらい。
なんとか一命を取り留めることができました。
ODで怖いのは中毒で昏睡状態もそうですが、嘔吐物で窒息死することです。
昏睡状態なので起きることもなく窒息してしまうのです。
辛いと連絡をくれたこと、連絡中に状況がわかったことは不幸中の幸いでした。
これがもし連絡がないままだったとすると、ゾッとします。
救急車を呼んだ後、私は新幹線に乗って子供が搬送された病院に向かいました。
4時間後ぐらいには子供がいる病院に辿り着きました。
面会について
病院に着いたのは午後8時ごろだったので、通常の面会時間は終わっています。
救急で救命センターに運ばれていたので、夜間でも面会することができました。
ところが、広い病院内を10分ぐらい歩いてたどり着いたので、私は汗だく状態!
体温を測ると37.5度ありました。
病院の入り口では問題なかったのに!
すぐに体温は下がらず直接の面会はできないと言われました。
遠いところから来たのに会えないなんて・・・
ですが、タブレットで様子を見せてくれて、朦朧とはしていましたが意識があって大丈夫な様子の子供をみることができました。
翌日には退院となりました。
救急隊、警察、医師、看護師さんたち、たくさんの人の助けによって、大切な命を救っていただいて、本当に感謝しかありません。
入院費用の具体的な内容
救急搬送された場合の入院費用は高いです。
通常の入院費に加え選定療養費が請求されるケースがあります。
選定療養費とは、紹介状を持たずに受診した場合にかかる費用です。
救命救急センターに搬送されると、点数が高いために医療費が高くなります。
入院基本料と自己負担
まずODの場合、場合によっては健康保険が使えず全額自己負担になります。
心療内科にかかっていて致し方ない場合に、健康保険の割合に応じた負担額になるようです。
これも健康保険の組合に確認しないといけないらしく、病院の支払い窓口で子供の加入している保険組合に電話し、保険が適用されるか私が電話で確認をしました。
もう本当にヒヤヒヤしました。
もし保険が適用されない場合は、40万円ほどの入院費がかかるところでした!
子供の場合、1日の入院で済んだのですが、入院日数のカウントは、入院日、退院日でそれぞれ費用が発生します。
つまり2日分の入院費用となります。
具体的な費用は以下のようになりました。
- 入院料 約62,000円
- 包括入院料 約34,000円
- 合計 約100,000円
健康保険が使えてこの金額なので、実感としては高い気もしますが命には代えられません。
2日の入院だったのでこの程度で済んでよかったですが、もし発見が遅れて入院が長引いた場合、もっと高額な入院費用になります。
ネットで他のケースを調べてみると、医療費が18万円ぐらいかかったケースなどがあるようです。
「包括入院料」とは?
「包括入院料」とは、日本の医療制度において、特定の入院治療にかかる費用を一括して包括的に算定する料金のことです。
通常、入院中の基本的な医療サービス(例えば、診察、看護、検査、薬剤、食事など)がこの包括入院料に含まれており、個別に細かく請求されるのではなく、定額で計算されます。
子供の場合、さまざまな治療費はここに含まれるようで、例えば高額な治療を行った場合でも、定額で計算されるため費用を抑えることができるメリットがあるようです。
医療費以外の費用について
医療費以外の費用については、入院着などのリース代がプラスされます。
1日の入院で1,400円ほどでした。
入院後のフォローアップについて
子供が退院した後、私は1週間ほど子供が暮らしている部屋で過ごして、いろんな話をしたりくだらないことで笑ったり、部屋を片付けたり、一緒にご飯を食べたりして平和な日々を過ごしました。
何気ない暮らしにこそ、それだけで幸せがあるなと思いました。
本当に生きていてよかった。
一人暮らしをしていた子供でしたが、今回の件で実家で療養をすることをすすめました。
心療内科でもらう薬は、飲む分しか渡さず親が管理しています。
鬱は1人ではなかなか改善がむずかしいです。
身近な人の支えが必要です。
どうか、苦しい胸の内を誰かに話してみてください。
そして、もし、そんな話を誰かから聞くことがあったら、相手を否定せずに聞いてあげてください。