セブ島の歴史的教会へひとり旅 サントニーニョ教会〜マゼランクロス

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セブ島の歴史的教会へひとり旅 セブ島の歴史的教会

私は宗教や宗教アートが大好きです!

神秘的で歴史があって、そこにはいろんな人の思いが歴史と共に刻まれていて。

その空間に入っただけで震えるくらい感動することがあります。

セブ島でも聖地巡礼してきました!

サンペドロ要塞から歩いて数分ほどでサントニーの教会にたどり着きました。

サントニーニョ教会フィリピン最古のカトリックの教会で、フィリピン全土から多くの人が参拝に訪れます。

サントニーニョとは幼きイエスキリストのことです。

他の教会でもこのサントニーニョを見ました。

フィリピン人の英語の先生に「子供の人形があった」と言うと「人形じゃない、神だよ」っていうぐらい信仰されているようで、とても印象深かったです。

フィリピンの宗教

ASEAN唯一のキリスト教国

国民の83%がカトリック,その他のキリスト教が10%
イスラム教は5%(ミンダナオではイスラム教徒が人口の2割以上)

(出展:フィリピン基礎データ | 外務省 – Ministry of Foreign Affairs of Japan

クリスチャンじゃなくても礼拝に参加していいの?

私自身は仏教徒です。仏教徒がカトリックの教会に行くことは許されるのか?ということですが、全く問題ないようです。

後日、留学先の先生に教会の礼拝に参加して来たことを報告すると、私の行動に非常に興味を持ってもらえて、とても嬉しそうにフィリピンの歴史や宗教について話してくれました。

私はこう答えました。

僕は日本に生まれたから仏教徒だけど、セブに生まれていたらカトリックだったよ!とてもシンプルな考え!

教会に行くとしつこく勧誘されてしまうとかだったら行くのも面倒ですが、そんなことは全くありませんでした。

誰でも自由に教会に入れるピースな空間は、そこにいるだけで癒されるようでした。

異なる宗教や異文化に興味を持つことは世界を知る上で、世界を楽しむ上でとっても大切なことだと思っています。

サンペドロ要塞

サンペドロ要塞 ジプニーでカルボンマーケット

3DアカデミーのあるJYスクエアからジプニーに乗ってカルボンマーケットに向かいました。時間は1時間弱かかったと思います。

それでもたったの7ペソ(約14円)で行けますからね。すごい。

セブ島の治安 ダウンタウンに行くときに気をつけるべきこと

ジプニーに乗るときや地元の人が集まるマーケットに行くときは、高価なものは持っていかないようにしたり、所持品には十分気をつけてください。

私は何も取られませんでしたが、気がついたらカバンがなくなっていたとか、スマホがなくなっていたとかはよく聞く話です。

かといって怖がりすぎることはないかと思います。

日本でも泥棒やスリはいるので、私は日本だからと気をゆるめたりはないです。

セブ島の方がリアルに危険度は高いとは感じました。

子供の集団にも気をつけましょう。

食べ物やお金をくれと言ってきますが、数人に取り囲まれているうちに何か盗まれてしまうと言うケースもあるようです。

実際、コンビニやファーストフードの周りに子供の集団は多く、観光客を中心に物乞いしているのをよく見かけました。

目的地はサンペドロ要塞〜サントニーニョ教会〜マゼランクロスです。

土地勘がないのでとりあえずカルボンマーケットに行ってみました。

ジプニーの運転手に英語でカルボンマーケットで降りたいことを伝えておきました。

ときどきGoogleマップで現在地を確認しながら、のんびりジプニーに揺られていました。すると・・・

ここ、カルボンマーケットだよ!」と親切に教えてくれました。

右も左も分からない状態でカルボンマーケットに降り立ちました。

iPhone持ってるとスられるとかいう情報もあったので、あまりカバンから出さず写真も撮らず、格安スマホで時々Googleマップで場所確認しながら歩きました。

でもね、、やばい、、場所わかんない!(笑)

でも焦ることはないので、適当にマーケットを散策しながら歩きました。

食料はもちろん、古着もたくさん売ってました!

時間があればゆっくり見たかったけど、この日は聖地巡礼目的を果たしたかったので、勘を頼りに歩きました。

港方面に出てみてそこからサンペドロ要塞の方へ歩きました。ずっと歩いて行くと・・・

あれはもしや?!

サンペドロ要塞!!

地味すぎて通り過ぎるところだったけど、綺麗な公園があり人が集まっていたのでわかりました。

重厚な佇まいが歴史を感じさせます。

サンペドロ要塞 入場料

サンペドロ要塞 入場料 30ペソ/子供 20ペソ

入場口でお金を払うと中を見学できます。

サン・ペドロ要塞は、フィリピン最古のスペインの要塞の一つ。

1565年5月8日のスペイン統治時代に建築が始まったけど、その後2世紀の情報はないそうです。

アメリカ統治時代もあり、第2次世界大戦中は日本軍の捕虜収容所として使われていたそうです。

中にも人がそこそこいました。

フィリピン戦火の歴史を刻む建物ですが、そんなに暗い感じはなく、平和的な空気が流れていました。

この日はなんと結婚披露宴をするみたいで、準備がされていました。結婚披露宴の場所としても人気のようです。

ウエディングドレスを着た花嫁さんがいました(右端、完全に見切れてる)

セブ島では猫をいたるところで見かけます。

ガリガリの猫が多いですが、ここの猫はふっくらしてた。

サンペドロ要塞の中はぐるっと一周散策できます。

要塞の形は三角形の形をしていて、通路も三角形になっていました。

スペインの街のような雰囲気の一角も

セブ島の空は色が濃く、南国という感じがします。

サンペドロ要塞 みどころ

サンペドロ要塞の見所は、建物そのものです。

一度訪れたら満足すると思いますが、折角なのでセブ島に来たら一度は観光に行って見てください。

ゆるーく観光できますよ。

サンペドロ要塞を出て、今度はフィリピン最古のキリスト教の教会、サントニーニョ教会に向かいました。

距離が近いので徒歩圏内です。

サントニーニョ教会 行き方・服装・歴史

サントニーニョ教会(Santo Niño Church)があるあたりは、セブ島の地元(ダウンタウン)にあたるので、治安がいいとはいえません。

高価なものを持ち歩かないようにしたり、持ち物や人には十分気をつけてください。

サントニーニョ教会に行く時の服装やマナー

教会など神聖な場所に行くときは、露出の高い服は避けましょう。

お祈りをする場所なので浮ついた気持ちで騒いでしまうのもマナー違反です。

真剣にお祈りをしている人たちの邪魔にならないようにしましょう。

私はカルボンマーケットまでジプニーで移動して散策しながら観光しましたが、治安を考えるとタクシーで行くのが無難と言われています。

コスパをセブ感を感じたいなら自己責任でジプニーに乗るのがいいですよ。

サントニーニョ教会の歴史

サントニーニョ教会は1565年にスペイン人の探検家によって建てられたフィリピン最古のキリスト教の教会。

とても歴史があり、真剣に祈りを捧げている姿をたくさん見ることができました。

タガログ語は発音がスペイン語に非常によく似ているそうで、宗教の発展と言葉って密接な関係があるのかも、と思いました。

その後、アメリカが療治する時代が来て、タガログ語と英語が公用語になっていったんですね。

教会の広場

サントニーニョ教会の敷地内に入るとすぐにロウソク売りの女性(おばちゃん)たちがやってきました。

数本買うと今度は別の複数のロウソク売りの女性からも「買ってください」って言われて正直申し訳なく思いました。

こう言うのも、早く営業した人が売り上げが上がるんだなと、妙にリアルなことを考えてしまいました。

教会の中に入るとその雰囲気に感動して涙が出そうになりました。

教会の美しさ、時の流れ、人々の思い、そんなものが心の中にどっと入り込んでくるような感覚でした。

お祈りはまわりの人を真似て行いました。

中庭 ちょっと緊張が解ける場所でした
赤いローソクを灯して願いを捧げる場所

ピカチュウの風船などがある!(笑)

観光地らしいところもあり、ちょっと和みました。

お土産は十字架のキーホルダーを買いました。

そういえばこの日、モンティパイソンのこんなふざけてクールなTシャツ着ていってたけど、大丈夫だったんだろうか?(笑)

マゼランクロス

サントニーニョ教会を出るとすぐ横にマゼランクロスがあります。

小さいけれど本当に素晴らしい空間!

宗教アートってやっぱり深いです。

1521年4月21日にこのマゼランの十字架が建てられたそうです。

現在建てられているものはレプリカだそうです。

ここでもロウソクを買って祈りを捧げました。

個人的にこの場所でプリンスのThe Crossという曲が頭に流れていました。

Black day, stormy night
No love, no hope in sight
Don’t cry, he is coming
Don’t die without knowing the cross

教会にいる間中、プリンスを感じていました。それぐらいプリンスはキリスト教に傾向していたアーティストだったんだなと再確認しました。

神聖な観光が終わってふと周りを見渡すと、「PRINCE」という字が目に飛び込んできました!

PRINCE CITYHALL

ちょっと期待してプリンスシティーホールというところに行ってみたんですが、ただのスーパーと売店が並んだモールでした。

プリンス、関係なかった!セブ土産のTシャツ屋さんも多かったですが、プリンスと書かれたTシャツとか、全然なかったです。

サントニーニョ教会〜マゼランクロス みどころ

宗派関係なく、セブ島に来たらここには是非行ってみてください。
感覚的にでもフィリピンの宗教観がわかると思います。

この日はこの周辺でTシャツを数枚買って、マックで念願のライスを食べてホテルに帰りました。

サントニーニョ教会に行ったことで、カトリックにもっと興味が出てしまい。

翌日にホテルの近くで行われているミサにガチで参加して来ました!!

セブ島で教会の礼拝に参加して来た

サントニーニョ教会とマゼランクロスに行った翌日に、滞在しているホテルのすぐ横にある教会のミサにガチで参加して来ました。

セブのカトリックにとても興味が出て、一体どんなことが行われているのか気になって仕方なくなりました。

セント・テレーズ・チャーチ(St. Therese Church)

場所は滞在していたTsai Hotelのすぐ裏側にセント・テレーズ・チャーチ(St. Therese Church)があり、前を何度か通ったことがあり気になっていました。

サントニーニョ教会に行った翌日。

日曜の早朝です。ホテルの部屋で目を覚ますと、どこかから声が聞こえて来ました。

ベランダを開けて声の方向を確認すると「あ!教会のミサだ!!」とすぐにわかりました。

好奇心が止められず、着替えてミサに行ってみることにしました。

教会に行くと礼拝が終わった時間でたくさんの人がゾロゾロと教会から出て来ました。

みんなこんなに信仰が深いんだ」と感心しました。

次の礼拝は英語の礼拝でした。時間によって現地語のセブアノ礼拝、全て英語で行われるイングリッシュ礼拝がありました。

私はちょうどイングリッシュ礼拝が始まる時間の前に来ました。7時から始まる礼拝に参加します!

礼拝のスケジュールは教会の前にあるこのボードで確認できます。

ちなみに礼拝は英語でMASSというのが正しく、日本でよく聞くミサとは言いません。

あれはマスコミなどが流布した誤った呼び方のようです。

ミサはラテン語ですし、特別な礼拝のみをミサというそうです。

だから一般的には礼拝のことは英語ではMASS(マス)と言います。これもフィリピンの先生に教えてもらいました!

I joined to Mass last sunday.

次に礼拝に来る人を待つ教会

落ち着いた空気が流れています。この建物はとてもキレイで現代的な作りです。

入口側の大きな大きなステンドグラスの美しさは圧巻です!

教会の中の向かって左側のステンドグラスには、サントニーニョとマリアの美しいステンドグラスが施されていました。

7時になり教会にもたくさんの人が集まって来ました。

礼拝は7時からみっちり1時間ありました!

全て英語で礼拝が行わなわれるので英語の勉強にもなります。途中でちょっと退屈してしまったのはここだけの話。

Love for One Another

黙って聞いていると、まるでプリンスと一緒にいるように気持ちになりました。

一般の人はあまり知らないと思いますがプリンスは熱心な宗教家でもあり、彼は一時期エホバに入信していましたが、キリスト教の教えがプリンスの音楽のいたるところに散りばめられているのを感じました。

プリンスのペイズリーパークっていう自宅兼スタジオも、まるで教会のように作られているような気がしました。

プリンスのスタジオ ペイズリーパーク

礼拝の最中に「Love for One Another」という言葉を何度も聞きました。「お互いのための愛

他にもプリンスが歌詞でよく聞くような言葉を何度も耳にしました。

とても特別な時間を過ごしているんだと思いました。

話を礼拝に戻します。

礼拝は周りの人の動きを見ながら、座って祈ったり、ひざまずいて祈ったり、歌ったり、とにかく周りの人と同じことをしました。

時々、虫取りのような形をしたお布施集金の時間があり、自分のところに回って来たらいくらかのお金をそこに入れました。

お布施集金が何度かあったのはなぜか可笑しかったです。

最後の方に、パンをもらう儀式がありました。

パンとぶどう酒は、イエスキリストの体と血とされています。

祭壇の方にみんなが列を作り、自分の番になると直接牧師さんの手から信者の口にパンが入れられます。

これは初めてみる光景で少々びっくりしてしまいました。

この儀式、私は流石に列には並べませんでした。

セブ島で教会のミサに参加してみて

セブ島は決して豊かなところではないんだけど、住んでいる人々の心があたたかな気がしたのは、ほとんどの人がカトリックだからかも知れません。

貧しい子供達と一緒に昼食を取る若い女性たちを見かけたときも、何か心に深く刺さるものがありました。

日本は無宗教を主張する人が多くて、愛情も薄いような気がするのは私だけでしょうか?

日本では宗教というと何か悪いもののように扱われている気がするけど、教会に行ってもお寺や神社に行っても、自分と向き合って心を洗う瞬間が私はたまらなく好きです。

自分の中からもっと愛が溢れ出てくる気がしました。

私は決して善人ではないけど、いつも誠実でありたいと思っています。

もしもまたセブ島に行くことがあれば、また礼拝に参加してみたいと思います。

セント・テレーズ・チャーチ(St. Therese Church)はJYスクエアから歩いて数分のキレイな教会です。

教会に興味がある人は是非行って見てください。

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